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SF映画みたいな「未来のまち」が現実に!
テクノロジーを駆使したまちづくり。

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本記事は、7月1日に公開した
「Googleのスマートシティ計画断念」と「トヨタが作る未来都市ウーブン・シティ」
という記事と関連があります。

どちらも
スマートシティ(AIやビッグデータを活用して生活全般をよりスマート化させる技術を実装した街)」
についての内容です。

以前もご紹介したとおり、
トヨタはスマートシティ「WovenCity(ウーブン・シティ)」の実証実験地区として、
トヨタの東富士工場の跡地を利用して、2021年着工と発表しています。

実は、トヨタだけでなく、
テクノロジーを駆使した「まちづくり事業」の展開を目指す企業がありました。
その企業とは、超有名な電機メーカーである「パナソニック」です。

そんなパナソニックとトヨタが今年設立した
合弁会社「プライム ライフ テクノロジー(以下PLT)」に、
未来を見据えたまちづくりについての記事がありましたので、抜粋してご紹介します。

■「あたりまえを変えていく」まちづくりとは?

私たちの生活にガスや電気が当たり前になったように、
これからは先端テクノロジーが生活をサポートすることで、
暮らしの「あたりまえ」が変わろうとしている。

そんなまちづくりを進めるPLTを設立したのは、パナソニックとトヨタの2社。

パナソニックは、パナソニック ホームズなどと世界に先駆けて取り組んだ
スマートシティ「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」(神奈川県藤沢市)が今年で丸5年を迎えた。
地域課題を解決するために、
エネルギー、セキュリティ、モビリティ、ウェルネス、コミュニティ
の5つの分野を横断するサービスを提供。


Fujisawaサスティナブル・スマートタウン
出典:SUUMOジャーナル

一方でトヨタは今年、モノやサービスがつながる
コネクテッド・シティ(WovenCity)」を推進することを発表し、
2021年に静岡県裾野市にあるトヨタ工場跡地で着工予定。


WovenCity
出典:SUUMOジャーナル

PLTは、そんな2社のほか、関連会社であった
パナソニック ホームズ、トヨタホーム、ミサワホーム、パナソニック建設エンジニアリング、松村組
の5社との間で家や街づくりに関するノウハウを共有し、まちづくりに活かしていく。
PLTとしての共同まちづくりプロジェクトは、すでに全国で13ケースが予定されている。

■生活を支えながら、技術で社会課題も解決

具体的にはどのような街をつくろうとしているのだろうか。
それを語るに欠かせないのが、
トヨタのモビリティ技術、パナソニックのAIや先進デジタル技術を中心とした、
グループ会社5社のノウハウによる家づくりだ。

例えば地震が起きたとき、
ミサワホームが開発した「GAINET (ガイネット)」という、
外出先からも瞬時に建物の被災度が分かる技術を、
今後はパナソニック ホームズやトヨタホームが提供する住宅にも導入を検討しているという。


GAINET
出典:SUUMOジャーナル

また、近ごろ頻発している自然災害による長時間の停電対策として、
トヨタ自動車からの技術支援を受け、
一般的に広まっているハイブリッド車・プラグインハイブリット車の車載蓄電池から
AC100V・1500W電力供給機能を住宅・建設物につなぐことで、
安全な非常用電源として使えるようトヨタホームが研究開発中だという。


出典:SUUMOジャーナル

■防災対策万全な未来型都市「愛知県みよし市」

PLT設立後の最初の大型プロジェクトとして進行中なのが、
愛知県みよし市にある大型分譲地
TENKUU no MORIZONO MIYOSHI MIRAITO(てんくうのもりぞの みよしみらいと)」だ。
2020年6月13日から販売が開始されたこの戸建分譲地は、
もともとトヨタホームが2018年に工事に着手したプロジェクトで、
PLTが掲げる”人と社会がつながるまちづくり“というビジョンに沿って展開した形だ。


MORIZONO HOUSE
出典:SUUMOジャーナル

この分譲地の特徴の一つが、町の中心部にある集会所として機能する、「MORIZONO HOUSE」。
スマート防災コミュニティセンターである一方で、
先進テクノロジーを用いて、停電時や災害時に一定期間、
エネルギーを自給できる自立型の防災センターとして機能するようにつくられるという。

さらに、非常用電源として、駆動用バッテリーから電力を取り出すことができる
V2H(ヴィークル・トウ・ホーム)スタンド、防災水槽、
使用済み車載バッテリーを再利用した、世界初の定置型蓄電システムであるスマートグリーンバッテリー、
防災備蓄庫なども設置される。

そのほかに、電動自転車のシェアサイクルや、
「次世代型電気自動車(EV)」の導入といったこともすでに予定されている上、
先述のMORIZONO HOUSEでは、カルチャースペースや、
コミュニティ・ラウンジ・キッチンを設備。
コミュニティ内の住民同士の交流を図るパーティーやイベントなどを開催することも想定済みだ。


出典:SUUMOジャーナル

これから未来型都市は増え、超高齢社会などの様々な課題を解決できる
社会課題型ソリューションになることを期待したいですね。

出典:SUUMOジャーナル