冬の寒さが和らいでくると、それに代わって悩まされるのが「花粉症」。
出かける時の対策は十分でも、部屋の中に花粉が入り込んでいることもあります。
網戸の工夫はもちろんですが、花粉が侵入するのは窓だけではありません。
この記事では、5つの花粉症対策を紹介しています。
■花粉症対策 5つのポイント
花粉の侵入をブロックすることが最重要だとはいえ、
窓を開けて換気ができないというのも辛いものです。
そんな時は、網戸をフィルタータイプの物に交換してみましょう。
一般的な網戸よりも遥かに編み目が細かいため、花粉をしっかりカットしてくれます。
メリット
フィルター網戸の緻密な編み目は、花粉だけでなくホコリや雨などもシャットアウトします。
そのため、一年を通して換気がしやすくなり、換気中に雨が降ってきた時でも、
室内に雨が入り込む心配が大幅に減ります。
花粉が付いたコートや上着などは、室内に持ち込まないことが肝心です。
玄関に洋服類を収納するスペースがなければ、この機会に新設するのもよいでしょう。
靴はもちろん、傘、洋服、アウトドア用品などまで収納できるシューズクロークがおすすめです。
メリット
衣類などもしまえる玄関収納を設置すると、
帰宅した際に花粉が付着しているコートや上着などをその場で脱ぐことができます。
このルールを徹底するだけで、室内に持ち込む花粉の量はかなり減ります。
また、粘着ローラーや衣類用のブラシなども一緒に収納しておくと、
玄関先で花粉をしっかり落とせるので便利です。
エアコンや換気扇を上手に活用すると、室内の花粉をある程度吸い取ることも可能です。
その際に重要なのは、空気が効率よく循環することです。
風の通りが悪い場所があるなら、新たにエアコンや換気扇を設置するのも一つの方法です。
メリット
エアコンは風を吐き出す際に、室内の空気を一旦本体に吸い込みます。
エアコンの付近に舞っている花粉もこの時に一緒に吸い込まれるため、
吸い込み口にフィルターを取り付けておけば、室内の花粉を効率的に集められます。
また、換気扇は排気用の物だけを設置するよりも、
給気用の換気扇も設置した方が換気がスムーズに行えます。
この場合も、換気口にフィルターを付けておくと、
室内に花粉が飛散するのを防ぐことができます。
花粉の時期の洗濯物は室内干しがベストです。
また、室内干しのスペースがあれば、季節を問わず雨の日や外出中などにも活用できます。
家の中のどの場所にスペースを作るのが良いのか、干し方なども含めて検討してみましょう。
メリット
省スペースを重視するなら、
洗濯物を干す時だけ取り出して使える物干しアイテムがおすすめです。
物干し竿を天井や壁に収納できる室内干しユニットや、
折りたたみ式の室内干しスタンドなどは、場所を選ばず設置できます。
日当たりの良い場所やエアコンの風が当たる場所などに置いて利用するとよいでしょう。
ちなみに布団の場合は、外干しする代わりに
床暖房の上にしばらく置いて暖めるという方法もあります。
一方で、リビングに洗濯物を干すことに抵抗がある、
部屋に湿気が広がるのが気になるという方もいらっしゃることでしょう。
そんな方におすすめなのは、浴室暖房乾燥機を使った干し方です。
浴室という限られた空間であれば、
乾燥や除湿などを効率的に行えるというメリットがあります。
また、これらの方法とは全く逆に、
思い切ってサンルームなどの専用スペースを作るのも一つの方法です。
庭に面したスペースやベランダなどを利用できるのであれば、
サンルームへのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?
フローリングの表面が剥がれていたり傷付いていたりすると、
そこに花粉が溜まって拭き掃除がし辛くなります。
フローリングのリフォームをお考えなら、花粉の時期が始まる前に行うのがおすすめです。
拭き掃除しやすい素材や、アレルギー物質に強い加工が施されている素材を選んでみましょう。
メリット
汚れが付きにくく拭き掃除が楽なのは、塩化ビニールなどでできているクッションフロアです。溝のないフラットなタイプの物であれば、
花粉が溜まる心配がなく、さっと水拭きするだけできれいになります。
また、クッションフロアやフローリングの種類によっては、
アレルギー物質の働きを抑える特殊な加工が施されている物もあります。
このような素材の床に花粉が落ちると、
表面の成分によって花粉の働きが抑制されるため、アレルギーの発症も緩和されます。
花粉症に悩んでるお客様へリフォームのご提案は、このようなアプローチ方法もあります。
出典:リショップナビ