賢く抑えるコスト調整のポイント
賢く抑えるコスト調整のポイント2020.02.13

さまざまなリフォーム実例を見るうちに、
かなえたいプランが見えてきたり、中には、希望が膨らみ、思ったより費用がかかるかも?
と心配になる人もいるのではないでしょうか。
リフォームはメリハリを利かせて、賢く抑えると仕上がりの満足度もグッと上がります。
コスト調整のポイントを、この記事でご紹介します。

■リフォーム費用コストダウンのワザ

お客様の要望を全てかなえようとすると、予算はオーバーしがち。
でも、リフォームプランの工夫や選択次第で、得られる効果は変えずにコストダウンできることも。
具体的なコスト調整の方法を見ていきましょう。

1.造作を減らし、既製品を上手に活用。

収納家具などの造作は、素材やデザインにこだわれるのが醍醐味。
統一感のあるインテリアや、地震での倒壊リスクがないなどメリットは多い。
だが、特別な職人の技術を要するので、既製品より割高になることも。
テレビまわりの壁面収納やキッチン収納は
面材の選択肢が豊富でコストを調整しやすいので、既製品を活用するのも手。

例)キッチンの背面収納は造作せず、既製品にする場合
背面収納を造作する 約96万円

既製品を選ぶ 約42万円
※見積もりは目安。諸経費、消費税などは別途
内容:【造作】木工費、取り付け費 【既製品】トクラス・ベリー(扉:リファインホワイト)、
取り付け費 (算出、写真協力 JSリフォーム(日本総合住生活))

2.ドアや建具を省き、つくりをシンプルにする。

ドアや建具は材料費や設置の手間がかかるので、極力減らすとコスト削減になる。
居室ごとのドアはもちろん、特にプライベート空間の収納で工夫しやすい。
クロゼットの中をシンプルなつくりにするのも○。
玄関の収納をオープンな棚板だけにしたり、
必要に応じて目隠しできるロールスクリーンを設置するのも手。

例)扉ナシのオープンな収納で洗面化粧台を造作する場合
扉アリで造作する相場 約50万円

扉ナシで造作する相場 約35万円
※見積もりは目安。諸経費、消費税などは別途
内容:幅 900mm、奥行き 600mmを想定。同サイズで同素材を使って洗面化粧台を造作する場合の目安。
写真はイメージ(算出、写真協力 LOHAS studio)

以上のポイントを抑えて、お客様に満足していただけるようなリフォームの提案をしましょう。

出典:SUUMOジャーナル