(株)理想のサイトでは、毎月マーケティング情報を配信しております。
なぜ、マーケティング情報を配信しているのか?
それは、これを読んでいただいている工務店様に、
自社スタイルの核となる「つくるプロセス」を確立し、お客様に満足していただきたい。
多少なりとも工務店様のお力になれればと思い、毎月配信をさせていただいています。
そこで今回は、「つくるプロセス」どう確立していけばよいのかについて、
チカラボに記事がありましたので、ご紹介いたします。
■意識すべき重要な3つの視点
① 自社が目指す「いい家」を、ちゃんとカタチづくれるか
② 顧客に満足してもらえるか、喜んでもらえるか
③ 自社の「家づくりコンセプト」を体現できているか
①は、「つくるプロセス」のベースとなる一番本質的なもので、
家づくりのプロとしての妥協なき視点が求められます。
ここでのポイントは、そもそも「自社の目指すいい家とはなにか」を明確にしておく必要がある
ということです。
②については、いわゆるCS(顧客満足度)的な視点です。
「つくるプロセス」という言葉のイメージから、つくり手の視点に寄り過ぎてしまう傾向にありますが、
そこにCS的な視点を加えて「工程を演出する」という意識を持つということです。
「いかに顧客(施主)に参加してもらえるか」を検討すると言えばイメージしやすいかもしれません。
最後の③について、要するに自社らしさを「つくるプロセス」の中にいかに組込めるかということです。
ここでも「自社の家づくりコンセプト(考え方や方向性)とはなにか」を明確化しておく必要があります。
この3つの視点はこれから具体的に「つくるプロセス」の中身を考えていく上で、
とても重要なので強く意識して欲しいです。
■確立するための全体の流れ
STEP1:これからの10年を考えた自社の「家づくりコンセプト」を検討、構築する
STEP2:自社の目指す(約束する)「いい家」を定義付ける
STEP3:現状の「つくるプロセス」を洗い出す
STEP4:「3つの視点」から現状の「つくるプロセス」を見直し、新たに構築する
STEP5:文書化し、社内ルール化する
STEP6:実施した結果を検証し改善していく
会社の規模や体制にもよりますが、
各業務担当者が集まって「社内プロジェクト形式」で進めることをお勧めします。
小規模な会社であれば社員全員が参加してもよいと思います。
なぜなら今後の各自の業務全般に深く関わってくる内容になるため、
社内的なコンセンサスを都度得ておく必要があるからです。
また「つくるプロセス」の中身を検討していく作業を通じて社内の連帯感が高まり、
「みんなのもの」であるという意識が芽生えやすいというメリットも考えられます。
ではここからは、上記の流れに沿って、STEP1から解説いたします。
※本記事ではSTEP1を紹介。
■STEP1:これからの10年を考えた自社の家づくりコンセプトを検討、構築する
既に自社の「家づくりコンセプト」がある工務店は、この機会に改めて見直してみるとよいと思います。
「家づくりコンセプト」をまとめたことがない工務店は、この機会にぜひ検討してみてください。
ここで言う「コンセプト」とは、家づくりに対する「自社の想いや考え方、方向性」のことです。
住宅事業がメインの工務店にとっては企業理念そのものという場合もありますが、
あくまでも「家づくり」に特化したものと捉えてください。
具体的には「自社の想いや考え方、方向性」を言葉としてまとめていくという作業になります。
最終的には簡潔な言葉、いわゆる「キャッチーな言葉」で表現することを目指したいところですが、
まずは皆で協議しながら“キーワード”を洗い出していき、
書き留めるところからスタートしてみるとよいでしょう。
その時のポイントは2つあります。
1つ目は「これからの10年」という時間軸を意識するということ。
つまり、できるだけ「本質的かつ不変的な観点」で検討するということです。
2つ目は「顧客(住まい手)や社会にとって、どのような存在でありたいか」という
「外側からの視点」を加えるということです。
そうしたことで「自社の想いや考え方」が、より深みを増すと思います。
そしてこのように構築された「家づくりコンセプト」は、
工務店事業を運営していく様々な場面において、
自社の立ち戻れる「原点」として、とても重要な存在となります。
なおこの作業を外部の人の力を借りて行うことも有効です。
より客観的な視点が加わり、自社の新たな発見を生むことも期待できます。
STEP2以降の解説は、順次チカラボで更新されます。
ぜひご覧いただき、自社スタイルの確立を!
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出典:チカラボ