家の個性をつくる三つのセオリー
家の個性をつくる三つのセオリー2020.03.12

家の中の細部まで自分たちのこだわりを反映できるのはリフォームの魅力の一つ。
本記事では、住まい手の個性を表す家をつくるための三つのセオリーを紹介します。
壁や床、建具やパーツを選ぶときの参考にしてみましょう。

 

■ THEORY1:「素材」~それぞれの特徴を理解する~


画像/PIXTA

壁や床、天井など室内空間に用いる素材には、
むく材や珪藻土、タイル、石などの自然素材と、ステンレスや鉄、プラスチック、ガラス
などの人工素材があります。
素材によって、やわらかみやあたたかさ、硬さや冷たさなど、見た目の印象や手触りに特徴があります。
色や柄にこだわることも大事ですが、
素材がもつ特徴を把握した上で、希望するイメージに合うものを選びましょう。

 

■ THEORY2:「仕上げ」~素材の活かし方を知る~


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仕上げとは、床や壁などの素材の表面に施す塗装や装飾のこと。
同じ床材でも、仕上げ方法により色や質感は変わります。
例えば、同じ種類のむく材を床に使った場合、
色みを活かす無塗装か好みの色でペイントするかにより空間に与えるイメージは全く異なります。
また、壁に珪藻土などを使う場合、
コテの使い方により洋風にも和風にもなります。
素材を選ぶ際には、仕上げ方法も併せて検討しましょう。

 

■ THEORY3:「パーツ」~空間のバランスを考える~


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パーツにこだわることで、より統一感のある空間コーディネートに仕上がります。
ドアノブやスイッチプレート、造作収納の取っ手やフックなどは、
用いられている素材と、曲線や直線などのフォルムでテイストが決まります。
パーツの色は、壁や天井、ドアの色になじませる方法と、
空間のアクセントとなる色にする方法があります。
どちらにするかは、家具やファブリックとのバランスで決めましょう。

 

それぞれのセオリーを踏まえた上で、お客様にご提案しましょう。

出典:SUUMOジャーナル